同じ文を日本語と英語で書いて翻訳して比べると勉強になるという話

このエントリで書きたかったこと
・趣味のことであっても英語で話さなきゃいけないのは結構しんどい、が、練習せねばならぬ
・辞書を見ずに日本語と英語で同じ内容の文を書いて両方をdeeplに訳してもらうと、自分では思いつけなかった単語や言い回しが出てきて面白かった
・邦題は原則クソだがいいものもある
機械学習のバイアスに注意
ジョン・バーンサルの魅力は男女問わず効くでしょうが



私は仕事のない日はほぼ映画を見ているので、英会話のwarmerで「週末は何してた?」とか先生に聞かれると「映画見てました」と答えるしかなく、そういえば当然「何見たの?どうだった?」という話になり、なんとか感想を捻り出さなければならなくなります。

ワイルド・スピードみたいな映画(私はマイケル・ベイ映画みたいな派手な映画が大好きなのでむしろそんなのばかり見るのですが)は感想が言いやすいというか、最新作ジェットブレイクを見たときはIt's very... Fast and Furious. That's it. And That's why I love the series.的なことを言って笑ってもらってことなきを得ました。

直近見た「モンタナの目撃者」はcar action! gun powder! explosion! fooooo!みたいな感想では済ませられないので(とはいえスリラーなのでアート系の映画よりはまだ感想が話しやすいのですが)、練習として日本語と英語の両方で感想を書いてみたいと思います。これで英会話でどうだった?って聞かれてもうろたえなくて済むぞ!



■「モンタナの目撃者」感想(日本語版)※ネタバレなし

テイラー・シェリダンの映画が好きで脚本か監督で関わってる作品はほぼ見ているのですが、「アメリカは広いから端っこではあんたらが思ってもみないようなことが起こってるんだぜ」ということをできるだけつらい形で描くのが彼の作家性なんだなと思いました。
特にボーダーラインが好きなんですけど、これは珍しくいい邦題だなと思います(原題はSicario)。ボーダーラインに限らずテイラー・シェリダンの映画は「ボーダー」(を押し広げてきた(あるいは押し広げている)アメリカ)がテーマですよね。
荒れたアンジェリーナジョリーもよかったです。あとテイラー・シェリダンジョン・バーンサルのことがめちゃくちゃ好きなんだね。知ってた

■Those Who Wish Me Dead(2021)※no spoiler

I saw almost all Taylor Sheridan's movies including Sicario and Wind River.
I'd say he might want to write "America is too big, and this is how the border zone is." in a horrible way.
Sicario is my favorite Sheridan's movie. Its Japanese title is Borderline. I'm used to criticizing Japanese titles, but I like this title because the theme of Sheridan's movies is literally a border and America, which pushes/has pushed borders.
And Jon Bernthal is very attractive in this movie again. I knew Sheridan loved him. I knew it.



辞書無しで書いたのであんまり自信がなかったのですが、deeplで翻訳するとこんな感じでした。

■deepl翻訳版(英⇒日)
死を願う者たち(2021年)※ネタバレなし
テイラー・シェリダンの映画は『シカリオ』『ウインド・リバー』を含めてほぼ全部見ました。
彼は「アメリカは広すぎる、国境地帯はこうだ」と恐ろしく書きたいのかもしれませんね。
シカリオ』はシェリダンの映画の中で一番好きです。邦題は「ボーダーライン」です。
私は邦題を批判することに慣れていますが、この邦題は好きです。
なぜなら、シェリダンの映画のテーマは、文字通り国境であり、国境を押し広げる/押し広げてきたアメリカだからです。
そして、この映画でもジョン・バーンサルがとても魅力的です。やっぱりシェリダンは彼が好きなんだな。知っていたよ。


deeplの、ですますの中に急に出てくる謎の口語感、嫌いじゃない。
まあまあ悪くなかったようですが、次は日本語で書いたものをdeeplで英語にしてみます。


■deepl翻訳版(日⇒英)
What do you think of "Witness in Montana"?
I like Taylor Sheridan's movies, and I've seen most of the ones he writes or directs, and I think it's his style to portray "America is a big place, and there are things happening on the edges that you wouldn't expect" in the most painful way possible.
I especially like Borderline, which I think has an unusually good Japanese title (the original title was Sicario). Not only Borderline, but all of Taylor Sheridan's movies are about "borders" (the United States that has been (or is) pushing them).
The rough Angelina Jolie was also good. Also, Taylor Sheridan likes Jon Bernthal a lot, doesn't she? I knew it.

portrayとかedgesとか使いたかったな…!あとthings happeningとかwouldn't expectもよく見かけるのに自分で書くと出てこないものですね…
一番悔しかったのはin the most painful way possible。「できるだけ」というニュアンスを出したかったんだけどめんどくさくて省いてしまった〜反省です。でも勉強になったぞ!

そしてdoesn't she?ですが、これは機械学習のバイアスが出ていますね。ジョン・バーンサルはみんな好きじゃん!ジョン・バーンサルを好きになる人はsheだっていうのは偏見だよ!